潰れたトマトと喋るカラス

批評せずにはいられないな

もちぞうアニメアワード2018

作品賞ノミネート『ゆるキャン△』『宇宙よりも遠い場所』『ゴールデンカムイ』『あそびあそばせ』『風が強く吹いている』 声優賞ノミネート石川由依(ヴァイオレット・エヴァーガーデン)下地紫野(ハクメイとミコチ)赤尾ひかる(こみっくがーるず)本渡楓(こみっ…

2018春アニメ 作品レビュー

『ウマ娘 プリティーダービー』評価⑥/結局このアニメはソシャゲの宣伝だし、アイドル要素まで入れるのはあまりにも商業的に見える。しかし、制作陣の競馬愛は本物だ。擬人化というアニメらしいやり方で競馬の歴史を描くという挑戦を称えたい。多くのアニメ…

2018冬アニメ 作品レビュー

『ラーメン大好き小泉さん』評価⑧/ラーメンの食レポをするだけのアニメだが、毎回シチュエーションに変化をつけていて飽きない。話が進むごとにストーカーぶりが増していく悠をはじめ、どのキャラも癖になる魅力がある。 『ゆるキャン△』評価⑨/観れば観る…

もちぞうアニメアワード2017

作品賞 ノミネート5作品『亜人ちゃんは語りたい』『正解するカド』『サクラダリセット』『ボールルームへようこそ』『宝石の国』 声優賞 ノミネート8名茅野愛衣(『ハンドシェイカー』『宝石の国』)桑原由気(『小林さんちのメイドラゴン』)藤田茜(『ロクでな…

2017秋アニメ 作品レビュー

『ボールルームへようこそ』1話期待度B マイナー競技に青春を捧げる系アニメはたいてい面白い。作画力もあるし、キャラも個性的で良い。最終評価⑨ マイナー競技の魅力に憑りつかれ、才能を開花させていく主人公の姿に熱くなる。リアルとフィクションのバラ…

2017夏アニメ 1話期待度&最終評価

『サクラダリセット』評価⑩ 複雑に絡み合う能力が予想もつかない展開を生み出す、タイムリープ系の新たなる傑作。淡々と進む哲学的な会話と、自らの完璧さをもって世界を救おうとする主人公の強烈な個性が、この作品に唯一無二のオリジナリティを与えている…

2017春アニメ 作品レビュー

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』評価④ まずタイトルがおかしい。主人公がロクでなしだったのは最初だけであり、禁忌教典にいたってはほとんど出てこない。1つの作品として話をまとめきれていないお粗末な内容で、特に最終回は目も当てられなかった。ただ…

2017冬アニメ 作品レビュー

【作品レビュー 10段階評価】 10 9 『けものフレンズ』 子ども向けアニメのようなゆるい雰囲気に、人間がいなくなったテーマパークという不気味さや、先の読めない展開が加わる。その「世界観のギャップ」が視聴者を引き込む。旅をしながら仲間を増やす…

『グラスリップ』とは何だったのか?

『グラスリップ』(GLASSLIP)は、P.A.WORKSによる日本のテレビアニメ。2014年7月より9月まで放送された。全13話。(Wikipedia) 近年の深夜アニメ作品のなかで、視聴者にここまで広い解釈の幅を与える作品は他にないと思う。 私が思うに、この作品の主題は「…

もちぞうアニメアワード2016

【作品賞】 ノミネート5作品 (★が大賞) ①『僕だけがいない街』ノイタミナの復活を高らかに宣言し、タイムリープ作品の歴史に名を刻んだ。ミステリー、家族愛、少年時代のノスタルジーなど様々な視点で楽しめる。 ②『だがしかし』あるあるネタもトリビアも繰…

2016秋アニメ 作品レビュー

『レガリア The Three Sacred Stars』 評価:C とにかく面白そうな設定をつめ込みまくって、結局何も消化できていない。ストーリーの方向性が見えず、終盤は主人公たちと敵の会話が全く盛り上がらない。そもそもスケジュールを守れない時点でテレビアニメと…

2016夏アニメ 作品レビュー

『NEW GAME!』 評価:S 『三者三葉』では(話がつまらなすぎて)動画工房の力を十分に発揮できなかったが、今作ではその真価を発揮。どのキャラも個性的・魅力的で、これぞまさに「かわいさニューウェーブ」。ゲーム会社が舞台というのも、きらら系日常アニ…

2016春アニメ 作品レビュー

『ばくおん!!』評価:A 序盤はただの「バイク好きによる内輪ネタ」だと思っていたが、いつの間にかバイクの魅力に引き込まれ、7話を見終えた頃にはこのアニメが好きになっていた。とにかくバイクへの情熱がすごい。スポンサーをdisりまくる芸当も、バイ…

2016冬アニメ 作品レビュー

『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』 評価:A 主人公がゲイでヒロインの恋敵という設定には驚かされたが、ゲイをネタにしない姿勢もこの作品に込められた様々なメッセージのひとつだと感じた。ちょっとやりすぎ感もありながら、幅広い知性と青春の甘酸っ…

アニメオタクは世間に受け入れられるべきか? chapter 1: アニメは芸術ですか?

「アニメオタクは世間に受け入れられるべきか?」 chapter 1: アニメは芸術ですか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1095664660 「アニメは芸術である」、これはオタクが一般人にアニメを受け入れさせるために用いる論法のひとつ…

もちぞうアニメアワード2015 声優賞・OP/ED賞など

声優賞 ①東山奈央 昨年以上にメインキャラクターとしての出演が増え、多彩な役柄をこなした。九条カレンや由比ヶ浜結衣、金剛といった東山らしいキャラだけでなく、クローディアのような大人びたキャラや感情を出さないレレイなど、演技の幅と安定感は若手屈…

もちぞうアニメアワード2015 作品賞 トップ10

10位『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』2014.10~2015.3月 ・今年一番笑った作品 ・毎週のように変わる主人公の性格と行動目的 ・ある意味これ以上の作品は2度と現れないかもしれない 9位『四月は君の嘘』2014.10~2015.3月 ・楽器演奏における圧倒的作画力 …

2015秋アニメ 作品レビュー

『学戦都市アスタリスク』 評価:C A-1の作画力でラノベアニメの焼き増しをつくったという印象。キャラクターたちに緊張感がなく、12話の中でクライマックスはどこにもなかった。分割2クールにすることが本当に良いことなのかもう一度考え直してほしい。 『…

2015夏アニメ 作品レビュー&クール総括

『がっこうぐらし!』 評価:B 「可愛い絵柄でエグいことをやる」という作風は今ではそれほど目新しくはないが、だらだらした日常パートに飽きてきた頃に衝撃的なシーンが待っている、という運び方が上手かった。いろいろと設定は用意されているようだが、個…

2015春アニメ 作品レビュー&クール総括

『SHOW BY ROCK!!』 評価:B 老若男女幅広い層をターゲットにしているのかもしれないが、逆に何を期待して観ればよいのか分からない面もあった。童心に返って観ると、ストレートなテーマ性を素直に楽しめる。 『ハロー!!きんいろモザイク』 評価:A 個人的…

2015冬アニメ 作品レビュー&クール総括

【艦隊これくしょん -艦これ-】 評価:B ソシャゲ原作の割にはしっかりとまとまった作品に仕上がり(これぞ角川の力?)、最近では珍しいストレートなスポ根アニメに変貌した。男性を一切登場させない、序盤で仲間が死ぬ、膨大なキャラを器用に使う、といった…

もちぞうアニメアワード2014 作品賞・声優賞・OP/ED賞など

【大賞】 『桜Trick』「百合キャラを出しておけば人気が出る」という昨今のアニメ界の風潮に一石を投じた、百合アニメの新しいスタンダード。ガチ百合とユーモアの融合に成功した。 【ノミネート】 『いなり、こんこん、恋いろは。』いなりというクズ主人公…