潰れたトマトと喋るカラス

批評せずにはいられないな

もちぞうアニメアワード2017

作品賞 ノミネート5作品
亜人ちゃんは語りたい
正解するカド
サクラダリセット
ボールルームへようこそ
宝石の国

 

声優賞 ノミネート8名
茅野愛衣(『ハンドシェイカー』『宝石の国』)
桑原由気(『小林さんちのメイドラゴン』)
藤田茜(『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』『エロマンガ先生』)
日笠陽子(『リトルウィッチアカデミア』『フレームアームズ・ガール』)
早見沙織(『覆面系ノイズ』『賭ケグルイ』)
花澤香菜(『サクラダリセット』『恋と嘘』)
種﨑敦美(『魔法使いの嫁』)
黒沢ともよ(『宝石の国』)

 

OP賞1『チェインクロニクル ヘクセイタスの閃』(MY LIBERATION/ナノ) 楽曲と映像の疾走感が視聴者を高揚させる。両者の中身も作品の世界観を見事に表現している。
OP賞2『ACCA13区監察課』(Shadow and Truth/ONE III NOTES) 今期最もおしゃれなOP。カットも色彩もシンプルだが、見せ方の工夫が凝っている。楽曲も含めて、この作品だからこそ似合うOP。
OP賞3『NEW GAME!!』(STEP by STEP UP↑↑↑↑fourfolium) 動画工房の最高傑作にふさわしい、最高にかわいいOP。Bメロで動画工房の本気を見た。

 

ED賞『けものフレンズ』(ぼくのフレンド/みゆはん) この作品の世界観を構成するのに欠かせない要素となっているED。EDに大切なのは手の込んだ映像ではなく、発想力である。

 

くそアニメ賞1『BanG Dream!』 スマホゲームと声優ライブという利益の出るコンテンツのためだけにつくられた作品。面白いアニメをつくろうという意志も感じられないし、センスも感じない。何一つ良いところはなく、特に主人公の異常な言動が理解不能
くそアニメ賞2『バトルガール ハイスクール』 言いたいことはすべて夏アニメのレビューで言い切った。「この作品の一番の罪は…数多くの人気声優を無駄遣いしたことである。」

 

声優賞1 茅野愛衣(『ハンドシェイカー』『宝石の国』) ここ数年に比べれば出演数はやや減ったものの、今や脇役として欠かせない存在。お節介なお姉さんキャラや、愛情の重いキャラのキャスティングといえば、真っ先に彼女が思い浮かぶ。
声優賞2 黒沢ともよ(『宝石の国』) 昨年に引き続き、今年も主演作がノミネートされた。自然体でどこか憎めない演技は彼女にしか出せない独特な雰囲気がある。出演数は多くないにしても、その唯一無二の演技で今後の活躍にも期待したい。

 

もちぞう特別賞 『賭ケグルイ』 声優陣の迫真の演技、特にメインの早見沙織、そして酷使に耐えた田中美海にこの賞を送りたい。

 

作品賞 大賞『宝石の国』 CGアニメが躍進した2017年を代表する傑作。CGの利点を最大限に活かしつつ、緊張感のあるストーリーと軽快なテンポを両立した。声優陣も実力派を揃え、一切妥協のない作品に仕上がった。